帰化申請が得意なASC申請支援センターですが、私には帰化申請以外にもうひとつ得意技があります。
それは短期間ダイエットです。
6月初日に急に思い立って、とりあえず2週間で7kg落としました。
ダイエットのコツは簡単な事で「食べない」。ただそれだけです。
食事をとると動くのも嫌になる体質のため、普段から朝昼は食べない生活なので、夕食を制限するだけで(と申しますか、一般の方と同じ量にするだけで)、すぐに効果が上がるのです。
お腹が減らないように極力運動を避けるのも大事なことです(笑)。
運動で消費するカロリーなんて生命の維持や日常生活を続ける為に最低必要なエネルギーに比べるとたかがしれていますので、無駄とまでは言いませんが効率の悪いエネルギー消費と引き換えに、お腹が減ってカロリー制限を破ってしまう確率が跳ね上がるリスクを背負うことは論理的に間違っています。
ただし、”もんげー”恐ろしい低血糖のリスクが生まれます。
どれだけ恐ろしいかは、5年ほど前のダイエットの際に経験しました。
この時はダイエットというよりそれ以上太らない対策を企てていただけで、カロリー摂取制限の誓いをいい加減にしており、毎日たらふく食べては胃の内容物は全部もどし、さらに(夕食時間が長いので)幽門を通過した分について下剤をかける、という生活を毎日毎日3、4ヶ月続けました。
すると、ある日、事務所に着いた途端、低血糖がお見えになられたのです。
若い頃から原因不明の発作を2年に一度ほど経験していたので、貧血の症状には慣れています。低血糖の症状も貧血や超長風呂でのぼせ上がった時と同じような「目の前、真っ暗。全身ケイレン」というまさにアレなんですが、貧血等は数分から数十分もぶっ倒れていたら何事も無かったかのように回復するのに、低血糖がお越しになられた時には昼前に倒れてそのまま夜の10時まで事務所で寝込んでもまだ治りませんでした。
昼間の官庁回りと事務仕事はキャンセルし、夜に広告代理店との打ち合わせがあったのですが事務員に私の声にならない声をその場で通訳させました。
自宅まで担いで帰られて、風呂だけはざっと入り、翌朝起きて掛かりつけの町医者に行って、ようやく落ち着いたかなあという大事件でありました。
そんな苦い経験があってからは、少しカロリー制限をするときは、ブドウ糖を持ち歩くようになっていました。
で、今日。急に思い至ったのが「果して、ブドウ糖を直接摂取して、本当に効果があるのかということ」でした。というのも、体に脂肪を付けたいからといって、脂肪を摂取するのが最良の道ではないからです。炭水化物摂取しても脂肪になるし、私が自分の体に聞いたところでは、大量に脂っこい食品を摂るよりも大量に日本酒を浴びた方が脂肪蓄積を狙うなら効果絶大であるからです。
血中のグルコース(ブドウ糖)濃度を上げたいからといってグルコースを直接摂取するのが良いことなのかどうなのか?もっと効果的な食品は無いのかをインターネットで検索をしましたら、案の定、wikipedia等に混じって知恵袋の質疑応答が引っ掛かりました。
「低血糖くらい」と私は考えていましたが、よくよく考えてみれば、健康=生死に関わる話です。
知恵袋で聞いている人は「糖尿と診断され低血糖になった時の備えとして何を常備したらいいか?」と質問し、一般の人が「チョコレート」やら「飴玉」やら答えていたら、何人もの薬剤師の方々が「ブドウ糖」以外は即効性がないからダメだ、第一、生死にかかわるような大事なことを知恵袋で聞くとは何を考えてるんだ、とりわけ低血糖の処置については血糖値が上がるまでの数分の違いが生死に関わる重大事だから、ど素人のくせに答える奴も殺人者と変わりないぞ、と集中砲火が飛ん来るという事態となっていました。
まあ、薬剤師さんの意見はもっともです。
私の分野の帰化申請でも、知恵袋で飛んでもない答えが飛び交っています。
知恵袋のやり取りを読むだけで、専門家に頼めばセーフな帰化申請だったのにだったのに、帰化申請の結果が受付不受理または不許可になったなという質問も山のようにあれば、帰化は許可になったかもしれないが日本の戸籍がめちゃめちゃになったな(不許可よりむしろこっちの方が重たい結果です)、とわかるものもあります。
さらに、それを見本にまた知恵袋で回答している人や、あろうことか知恵袋情報を参考に帰化申請のサイトを作っている行政書士事務所まであります。インターネットの情報を調べて業務をしているなんて、信じられないことです。
何れにしても、一番怖いのは、知恵袋に書かれた断片的な質問から答えるべきことは何もないし、答えてしまってはその方の人生がめちゃめちゃになってしまうことです。
医者は必ず患者と会って診察してから処方をするのです。
私も、医者行こ(*^^*)