15年以上日本に住んでいても帰化申請の日本語条件を満たしていない事は良くあります

 帰化申請を希望される方の中には、10年とか20年といった長期間、日本で居住されて来た方も多いです。

 長年問題なく在留してこれている事が示す通り、大抵はちゃんとした仕事もあり、真面目に日本の法律も守って暮らされていて、生計条件や素行条件は申し分なくて安心していると、日本語が足りなくてびっくりするという案件は良くあります。

 今日見えられていた方も1998年に渡日されており話す言葉も流暢なので、もう日本語のチェックはいいかなあとも思ったのですが、念のため少しだけと思い直してテストをしてみて、読み書きが足らないことに気が付きました。

 ちゃんとした日本語の大学も出ておられるので「昔は」日本語の問題はなかったのでしょうが、社会に出てワープロ等で仕事をしているうちに、応用はできるのに、基本的な日本語力が低下してしまっているのです。

 このような場合、状況が許せば「大急ぎで」帰化申請ができるレベルまで申請支援センターで特訓を行うことになります。
 ペーパードライバー向け自動車運転講習みたいなものですね。