帰化申請を希望される方の中には、10年とか20年といった長期間、日本で居住されて来た方も多いです。
長年問題なく在留してこれている事が示す通り、大抵はちゃんとした仕事もあり、真面目に日本の法律も守って暮らされていて、生計条件や素行条件は申し分なくて安心していると、日本語が足りなくてびっくりするという案件は良くあります。
今日見えられていた方も1998年に渡日されており話す言葉も流暢なので、もう日本語のチェックはいいかなあとも思ったのですが、念のため少しだけと思い直してテストをしてみて、読み書きが足らないことに気が付きました。
ちゃんとした日本語の大学も出ておられるので「昔は」日本語の問題はなかったのでしょうが、社会に出てワープロ等で仕事をしているうちに、応用はできるのに、基本的な日本語力が低下してしまっているのです。
このような場合、状況が許せば「大急ぎで」帰化申請ができるレベルまで申請支援センターで特訓を行うことになります。
ペーパードライバー向け自動車運転講習みたいなものですね。