整骨院従業員の帰化申請も大抵難しい

 先日、リラクゼーション施設の経営者の帰化申請について難易度が高いという記事を書いたばかりですが、整骨院従業員の帰化申請も色々と問題が出てくることが多いです。

 整骨院従業員と一口に言っても柔道整腹師の資格の有無や実際に従事している内容によって個別に判断して行かなければならないのですが、資格問題とは別に税金や社会保険の状況で問題が発生することが頗る多いです。

 整骨院の従業員をされている方は総じて真面目で、手に職を付けてこつこつと頑張っている方がほとんどなのですが、雇い主にあたる整骨院が本人との契約を請負契約ととらえて、雇用契約となっていないことが遠因となっていることは紛れもない事実であり、将来に社会からメスを入れてあげないといけない暗部です。

 しかしながら、個人的に違法となってしまっている直接的な原因は偏に、社会参加に対する本人自身の認識の低さに根差すもので「会社が保険をかけてくれないんです」とか「税金を引いてくれなくて」等と言い訳めいた言葉を聞くと、心を鬼にして「会社のせいではなくあなたのせいだ!」と言う事と「法務局や国が帰化申請者に意地悪で厳しい事を押し付けているのではなく、あなたの怠慢に対してこの国が滅びてしまいますので日本国民の総意としてお願いですからキチンとして下さいとお願いしているのだ」と言う事をはっきり伝えます。「俺もあなたに怒っているんだ!」と言います。

 素直に理解してくれるかどうかが、人生の岐路となります。