帰化受付該当性の読み違いで法務局の係長から電話をいただいた件

 この帰化申請ブログは個人攻撃をする場所ではないので「ある法務局」とだけ申し上げておきましょう。

 数日前の朝、ある法務局の係長さんからわざわざASC申請支援センターにお電話を頂きました。

 それは前日に帰化受付の該当性を確かめに事前打合せに行き、民事法務協会の相談員さんから「身分関係の整序をしてからでないと”絶対に”受付しません!」と引導を渡された案件で、特別に慮るべき事情もあって「許可の保証や帰化後の戸籍の記載内容に責任は持てないが、取り下げも覚悟した上なら審査してみる余地はある」と私に伝える為の電話でした。

 前日の相談員さんのケンもホロロな態度に、僕自身は怒りに指が震えるほどでしたが、身分関係の整序と言うものは帰化申請をするがしまいが受け付けられようがられまいが本来はその家族がきちんと行っておくべき事なので、相談員が言っている事は少しも間違っていません。

 しかし、この案件が受け付けられるかどうかの判断については、僕の経験上の見解と相反していたので、僕が過去に手掛けた膨大なデータの中から父母の死亡の状況まで全く同様の状況境遇にて受け付けられ許可に至った案件が5件あるのか10件あるのか20件あるのかきちんと具体的に抽出して、上位官庁と打ち合わせた上で、なぜ、今度の新任の相談員が同じ案件なのにそれだけで「職員に繋ぐことさえしようとしないのか」とことん糾弾しようと思っていた矢先だったので、係長から電話をもらって、少しは怒りが収まった気がします。

 ただし、依然取り下げ含みではあります。

 特別な疎明資料も準備しようと考えていますので時間も掛かるでしょうが、本人と足並みを揃えて前に進めて行こうと思います。