帰化申請の無事を短冊に書いて祈念しました

七夕の短冊で帰化許可を願う

神戸地方法務局の帰り七夕の短冊で帰化許可を願う

 明日は七夕ですね。
 蒸し暑い季節でも「ささのはさらさら、軒端にゆれる」の歌詞を思い起こすと、それだけで爽やかな気分に浸れます。
 
 数日前、神戸地方法務局で帰化申請の受付本番がありました。日韓の戸籍書類に沢山の齟齬がある要注意案件でしたが、以前のご兄弟の帰化申請時にしっかりと打ち合わせをして帰化の許可を受けていますので、今回も無事に受け付けられました。
 母の名前は違うわ、ご両親も上の兄弟姉妹や叔父叔母も亡くなられるか音信がなくて頼れる親族はないわで頭の痛い案件でしたがすんなり1回で受付となりました。

 戸籍の齟齬というと何でもかんでも「超難解案件」と決め付けられて高額な「裁判」に持ち込む事務所もありますが、帰化行政を理解して法務局と折衝することで裁判を回避できる場合も多いです。

 弁護士を立てての裁判案件となるにしても純粋な人事裁判は数ヵ月で終わることがほとんどで、裁判をするしないの方針は受任してすぐに判明するため、申請者本人の懈怠や、生計・素行の解決待ちがないかぎり、とくに韓国人の方で受任から帰化申請の受付まで1年を越えるような事はあまりありません。長い道程で受付に辿り着いたとお聞きすると「お疲れさん。大変でしたね」と優しく労って差し上げたいのですが、超難関にしているのは往々にして経験不足が原因です。

 神戸地方法務局の帰りには京町筋のお地蔵さん(三宮繁盛地蔵尊)にオンカカカビサンマエイソワカとお礼参りしてからセンタープラザで辛いカレーでもないか探検して帰るのですが、七夕を前に願い事の短冊を掛けるイベントをしていたので、帰化の許可の申請をされている皆さんの許可の願掛けをしておきました。

 申請者に違反や事故がないように、勤務先をやめないように。その他、帰化申請後も数えきれない心配事がありますからね。

 帰化申請もすぅーっと受け付けられ、まさに、ささのはさらさら、という爽やかな気分です。

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