台湾人の帰化申請は本国戸籍書類が大変

 台湾の方の帰化申請では中華民国戸籍についての準備が大変です。

 大阪法務局その他の法務局で配布している帰化申請必要書類一覧表では「台湾戸籍謄本」と素っ気なく1行書かれているだけです。
 基本証明書、家族関係証明書、婚姻関係証明書、入養関係証明書、親養子入養関係証明書、除籍謄本etc.とずらり書かれている韓国人朝鮮人の方の帰化書類よりもむしろ簡素なものなのです。

 しかし、台湾戸籍は日本の戸籍簿と住民票(厳密には住民票とは意味合いが違いますが)が一体化したような書類となっていますので外国や行政区外に転出転入を繰り返していると膨大な現戸、除戸を集めていかないといけません。
 帰化申請必要書類一覧表に書かれている1行の表示とは裏腹に、実情は非常に大量の資料が必要なのです。

 日本生まれで本国書類が全くない家庭では、膨大な戸籍の翻訳作業の心配は無くなるのですが、それはそれで、もっと悩む状況があります。

 いずれにしても、台湾の方の帰化申請は本国戸籍を集めだす前に、台湾の帰化に馴れた専門家としっかりと打ち合わせをしておかないといつまでたっても申請受付に至らないので注意が必要ですね。

 台湾人の方の帰化申請の説明は下記をご参考下さい。

 >台湾人の帰化申請手続き