ネパール,インドネシア,アメリカ,韓国,台湾と国際色豊かな帰化申請のひと月

 予約投稿なので日付は変わっていると思いますが、今日は奈良地方法務局でアメリカ人の方の帰化申請を受け付けてもらいました。
 自分で帰化申請をする力も十分にある方なので、わざわざ行政書士に依頼する必要もないと僕は思うのですが、安心して帰化手続きを進めたいとの願いで申請支援センターに頼まれました。

 確かに、今日受付は済みましたが、自分で帰化申請を進めていく人なら、これからも毎日どうだろう?次は面接と聞いているがこれから本当のところはどうなって行くんだろう?法務局からの呼び出しはあるのか?追加書類の提出を言われたらどうしよう?と心配を続けていかねばならず心理的にも大変ですが、今日の申請者の方には「受付が終わったので今日で帰化申請の事は全て忘れて下さい。覚えておいていただくのは、法務局から何か連絡があった時と通知事項が起こった時に私に教えていただく事だけです。面接の際には全ての重要事項を私が思い出させて差し上げます。」と安心いただきました。そりゃ、安心と言えば安心でしょう。

 ところで昨日はインドネシアの方、先月末はネパールの方と、普段通りの韓国人方の帰化申請に加えて、このひと月は珍しく様々な国の帰化申請の「受付」が続いています。

 韓国・朝鮮人、中国人、台湾人の方の申請だけが延々続くという平素の状況と比べると随分国際色豊かな帰化の業務状況ですね。
 平行して幾つかの国の方の帰化申請を「進めている」事は良くありますが、「受付」が色々重なるのはうちにしては珍しいです。

 法務局と仲良く交戦する前に、必ず、各国の国籍法、民法、身分関係登録に関する法律を中心に関係法令を確認しなければならないのでなかなか骨が折れます。
 イニシアチブを法務局に取られてしまうと、何かとやりにくくなるからです。

 韓国以外の国の現在の受け持ちでは、中国(中華人民共和国)と台湾(中華民国)を進めていますが、事情により中国の方と台湾の方の一方は年明けになる見込みですので、もう一人の台湾の方の帰化が何とか1週間以内に受付されれば、1ヶ月中5ヶ国受付達成です。

 大阪のように韓国人特別永住者の方の申請ばかりじゃない東京などでは、そう珍しくないのですかねえ。