三重県への帰化申請の出張が短く感じる今日この頃

 今日は三重県在住で既に帰化申請をご依頼いただいている申請者の方と申請の打合せがありました。

 三重県下の法務局は本局たる津地方法務局だけでなく国籍業務を取り扱う支局が幾つもあります。

 外国人の少ない地方では各支局で国籍業務を行うことが非効率的となるため本局のみで帰化申請業務を取り扱う事が多いのですが、三重県は元々戦時中に海軍伊賀飛行場建設に関して朝鮮人労働者の人々と深い縁がある地方であり、それでも平成に入った頃に居住していた韓国・朝鮮人の4割が帰化その他により減少しましたが、代わって今ではブラジル人の人数がが平成元年の20倍となり外の国を凌駕している現状です。
 支局でも国籍業務を扱うのはそのような事情も考慮されているのかもしれません。

 昔は三重出張といえば、ずいぶん遠い地での帰化申請という感じがしましたが、最近は遠方からのご依頼も増えてきて、九段下の東京法務局への出張も当たり前にさせていただくようになった今では、三重の法務局への出張などは、岸和田支局や奈良地方法務局に行くのとほとんど変わらない感覚です。
 4月明けは福岡での書類点検の予約を取りましたし、数週間前には札幌法務局の受付がありました。これら大阪から見た海外(北海道の方、九州の方、ごめんなさい!)
に比べたら、三重も近場ですよね。

 ただし、津地方法務局は近畿ブロックではありません。
 帰化の審査が辛口の中部ブロックなのです。

 行程の遠さよりも、審査の相違の方が、帰化申請では重要な問題です。
 心して、掛かるように致します。