台湾国籍の方は帰化許可の内定が出たら教えていただきたいなあ

 台湾国籍、つまり中華民国国籍を持つ方の帰化申請では、審査の結果、このまま問題なく暮らしていけばほぼ帰化が許可になるであろうと法務省が判断してから台湾国籍を離脱するように指示を受けます。

 その事を僕は勝手に「台湾人帰化の内定」と俗に呼んでいます。

 僕が独りよがりで「内定」と名付けているだけで、法務大臣が帰化の許可を約束してくれたものでも何でもありません。
 中華民国国籍の喪失許可手続きの指示、といった方が正確かもしれませんね。

 世の中には、帰化が内定したけれど様々な理由で許可にならなかったという例は山ほど有るようです。
 台湾人の帰化の場合、その半分位は国籍条件でしょう。

 ですから、中華民国からの帰化申請では聴取と本国政府への事前確認が勝負ですので気を付けないといけません。台湾の方にも特別永住者の方は居ますが、特別永住者かどうかという事よりも、どのように登録されどういう暮らしを行ってこられたかの方が国籍条件に影響するのです。

 いずれにしても台湾の方の帰化申請では許可が内定したら指示を受けるのですが、先日許可が内定された方がいらっしゃいましたが、僕にご連絡をいただいていませんでした。
 
 ご本人は本国生まれで、本国手続きについてはわざわざ日本の行政書士である僕の手を借りることもないと思われたのでしょうが、僕としては「もうそろそろ帰化の内定か」と思っていただけに、まだまだ心配しないといけない時期ではないものの、ここひと月程気にしていました。
 でも、僕が気にしていたり心配しているような顔をすると、ご本人はもっと心配になるので確認の時期を見計らっていました。

 そろそろ本人も心配し出す頃合いとなったので安心させてあげようとお電話申し上げたら、既に電話もあって台湾の国籍喪失申請もしたとのこと。
 
 法務局からの内定の連絡があったら電話下さいと申し上げていましたが、順調に進んでいるので良しとしましょう。細かい事を言うなら国籍喪失申請時の注意点を聞いておいていただけたらもっとよかったですが、この方の場合は問題ないでしょう。

 でも、僕としては一言声を掛けて欲しかったなあ(笑)。