いつもルールを守って来たので帰化申請業務の時間短縮が出来ました

 先程の領事館ネタの続きみたいなもんです。
 帰化申請書類を取って帰る電車の中から明日分を予約投稿しておきましょう。

 さて、今週も2,3日に分けて領事館書類を集めにいかなくちゃいけないだろうと言うことを先程書きました。実際、この忙しい時に領事館だけで連日時間を割かなければならないのは凄い時間のロスなので困っていました。

 とにかく気の遠くなるほど事務仕事が貯まっていますので、元々の今日の予定は朝イチ9時に大阪韓国総領事館で1時間ほど「除籍だけ」幾つか請求するはずでした。

 なぜ「除籍だけ」だったかというと、受任したばかりの帰化申請が本当に問題なく受け付けられる状況なのかを確認するためです。
 帰化申請ではせっかく受任して契約書を書いてもらったのに、韓国戸籍がきちんとなっていなくて、涙を飲んで仕事を辞めないといけないケースが結構存在します。

 申請できるかどうかがひとめでわかるのは韓国除籍謄本です。
 一家庭だけで少なくとも30通は超えるであろう韓国戸籍証明書数となることは確実だったので、家族関係登録簿記録事項諸証明書から取ってしまうと除籍の状況で後から問題が発覚することがあるからです。
 最初に除籍を確認しておきたかった。

 だから、複数の案件があったのですが、朝にまずは、その問題があるかもしれない方の案件について除籍を取る予定でした。

 しかし、いきなり韓国領事館で「無い!」と言われました。
 申請者の記憶があいまいだったので、邑面か里洞が間違っているのではないかという可能性があったため、すぐ引き下がりました。

 せっかく難波まで来たのですからもったいないので、朝は他のまず問題ないであろう、韓国生まれのニューカマー案件の韓国戸籍書類を取得して、その足で、本籍地があいまいな方の案件の資料を集めに東大阪市役所の出張所に急ぎました。
 難なく正確な本籍地が見つかりました。依頼者の記憶も間違っていなかった。出なかったのは請求書の表に亡くなった父をいきなり書いたので現在登録簿のデータになかったということでしょう。その場で裏面の母を確認してくれたら解決していたことです。
 本籍地の証拠もてに入れたので、やっぱりありまっせと午後に再度請求をかけたところ、ちゃんと確認したかった除籍謄本を手に入れることができました。
 内容を確認すると婚姻の前後はあるものの致命的な問題も無く、ほっと一息がつけました。

 良い結果を確認できたので満足した私は領事館職員に「ほんの少し残っているのですが、あとは30通ルールもあるので、また明日に伺いますね」と別れのあいさつをしましたら、たまたま幸運なことに午後であるにも関わらず空いて来たので、ついでに今日出してくれました。

 たまたま、朝に見つからなかった事件があったので午後再訪ができたし、たまたま午後の請求がちょっとだけ超過していたので追加交付してくれたわけです。それに、2時半位は十数人待ちだったのにねばっていたら、たまたま午後なのに空いてきたことが重なってラッキーでした。

 朝一から意図的に全部請求していたら怒られていたでしょうし、混み具合によっては3日連続で来ないといけなかったはずです。

 でも、今回便宜をはかってもらえたのも、普段は、自分からちゃんと真面目に30通ルールを守って、控えめに請求している事があったからだと思います。

 いずれにしても、必要戸籍書類は今、全て僕の鞄の中にあります。
 今日は事務仕事ディの予定が一日領事館ディとはなりましたが、長いスパンで見た場合に、2往復分の移動時間が節約できたわけですから、今の仕事の状況では結果的にすごく助かりました。

 ほんとによかった!