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8月 17 2017

帰化申請は法務局によって、また同じ法務局でも国籍担当者によって手続きが違う

福井地方法務局を帰化申請で訪問

福井地方法務局国籍課を帰化申請で訪問

 8月に入ってから奈良、2度の東京、福岡と出張続きですが、昨日は帰化申請受付本番のため福井地方法務局に足を伸ばして来ました。

 奈良地方法務局や神戸地方法務局、京都地方法務局等は普段から普通に帰化申請のご依頼がある法務局なので、あまり出張などと大層な感覚もないのですが、近畿地方から出ると旅嫌いの私には結構疲れます。

 さて、その近畿圏か否が人によって評価が別れるのが福井県です。
 中馬代議士後援会の東住吉支部長を務めていただいていた今は亡きBig.K会長がちょうど福井のご出身で長男さんと私がタメ歳であった事もあり、家族旅行の小豆島や神戸穴場高級中華食べ歩きにお誘いいただいたりと何かと可愛がっていただいた事もあって、福井県は個人の心情的には同じ近畿であって欲しいところです(笑)。

 若狭から北陸、東北の日本海側にかけての、福井県・石川県・富山県・新潟県・山形県・秋田県にお住いの全ての外国人数は全てを足しても大阪府の4分の1程度であり、特別永住者に至っては総数が大阪の15分の1にも満たない数字ですので、こと帰化申請という業務に関して言うならば「帰化申請の専門家」と言える行政書士が育ちづらい土地柄ではあり、とくに福井県の方はサンダーバードで2時間余りで大阪駅まで来れるため、大阪の申請支援センターにも定期的に帰化申請のご依頼があります。

 つい先日の東京出張の際にも書きましたが、遠方の帰化申請については、できるだけご本人さんの負担を減らすため、初回訪問での帰化申請受付を心掛けていますが、これはなかなか大変な事です。
 要求される書類の範囲が必ずしも大阪法務局と同一とは限らないという事は既に書きましたが、書類の話だけでなく、受付に至る流れについても、法務局ごとに違っていることがあります。

 法務大臣が許可する帰化申請において、北海道から沖縄まで、手続きが統一されていないとすれば、恣意的な取り扱いがなされているという事なので、これは人権上の大問題なのですが、現実には、法務局によってというだけでなく、担当者による違いさえ存在するのです。

 福井地方法務局は古くより比較的穏やかな事務対応で、スムーズに進む事が多い法務局です。しかし、今回は少し慎重な対応をなされたので、大阪法務局であれば3,40分で済みそうな比較的論点の少ない帰化申請でしたが受付に1時間半程度掛かりました。

 大阪が早いのは、はなから申請者を信用していないからです。
 受け付ける前にあーだこーだと話したところで、みんな巧くやろうと考えているわけですから、受付までに恣意的に仔細を確認してもあまり意味のない事です。
 基本的な帰化条件の大枠のみ確認して、受付後に提出された証拠書類をチェックしながら条件を満たさない者は落とせばよいと割り切っています。

 でも、福井のやり方が良いとか、大阪のやり方が良いとか、といった優劣というものはないので、我々は郷には郷の精神で対応するしかありません。
 だからこそ、柔軟な対応ができる行政書士が重宝していただけるのかもしれませんね。